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日本料理によく用いられるのは、かつおだしと昆布だしの組み合わせです。
この二つの相性は抜群で、かつおだしのうま味成分と、
昆布だしのうま味成分が合わさると、相乗効果で格段においしさが増します。
日本料理のだしは、先人たちによる試行錯誤の結果、
知恵として受け継がれた本当においしいだしと言えます。

だしの役割のひとつは、甘みや苦み、うま味や酸味などをひとつにまとめ、
料理としてのおいしさを形づくることです。
野菜や山菜、魚貝や肉。
それぞれの特徴を活かして組み合わされた素材を、だしの風味が包み、絶妙な味わいを作り出しているのです。
これが、日本料理の醍醐味であり、だしを味わう贅沢と言えるでしょう。

ひと手間かける＝だしを取る　ことで、料理の味もグンと贅沢なものに変わる。
日本人のちょっとしたもてなしの心でもあると思います。
ぜひ、だしを使った料理に挑戦してくださいね。